青年マンガ
ネタバレなし
推しの子
著者: 赤坂アカ・横槍メンゴ 出版社: 集英社 公開: 2026-02-05
★★★★★
ストーリー概要
産婦人科医のゴローは、推しのアイドル・星野アイの出産に立ち会うことになるが、何者かに殺害される。気がつくとアイの双子の息子「星野愛久愛海(アクアマリン)」として転生していた。もう一人の転生者である妹・ルビーと共に成長するが、アイが何者かに殺害されたことで、アクアは犯人への復讐を誓う。芸能界に足を踏み入れ、真実を追い求める。
キャラクター分析
星野アイの「嘘」と「愛」の関係性は本作の根幹テーマ。アイドルとして嘘をつき続けたアイが、最期に本当の愛を口にするシーンは衝撃的。アクアの復讐心と苦悩、ルビーのアイドルへの純粋な憧れ。有馬かなの不器用さ、黒川あかねの聡明さ。全キャラクターが芸能界という舞台で輝いている。
印象的なシーン
第1話の衝撃展開は漫画史に残る導入部。リアリティショー編での現代社会への鋭い批評、映画撮影編でのメタ的な構造。横槍メンゴ先生の圧倒的な画力と、赤坂アカ先生の構成力が融合した、唯一無二の作品世界が展開される。
総合レビュー
芸能界の内側を、リアルかつエンターテインメント性高く描いた意欲作。転生という設定を活かしつつ、SNS時代のアイドル文化、リアリティショーの問題、創作の本質といったテーマに切り込む。原作・作画の分業による相乗効果も抜群。完結済みの今、通して読むことで作品の全体像が見える。★5の傑作。